脱サラからの自営就農活動記

IT企業勤めだった独身男が、経験も知識もない農業に手を出した結果

農業体験して理想と現実を思い知った話

連絡をもらい農業体験へ

まず一言いいたい。しんどい……

こちらから連絡をする予定だったが、先方の農家さんから連絡が来た。
もう少しすると暇になりそうだから早めに体験したほうがいい、ということで本日9時から行ってきた。

自宅から車を40分ほど走らせ、初めて顔合わせした場所に到着。
農家のご主人と、前回もいた研修生&卒業生コンビが待っていた。

「とりあえずこの2人に付いて、何やってるか見てればいいよ」

そう言われて早々に見せてもらうことにした。

この日は種苗店などに卸す苗床のポットに土を入れる作業をしているとのこと。

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土をならしているところ

周りにあるポットは、この2人がこれまでコツコツと作ってきたやつ。
このあと体験するわけだが、もうホントよくやったなと。

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シートをまっすぐに敷くため、糸を張っているところ

両脇の土入れしたポットを見てもらうとわかるが、下に敷いてあるシートはポットの底穴から根が伸びないよう防ぐためのものらしい。

育苗中の苗を見せてもらう

と、ここまで見たところで農家ご主人が苗を見せに連れていってくれると言う。
軽トラに便乗し、数百m離れたビニールハウスへ。(ここじゃないのか……)

5棟ほど並ぶハウスではネギの苗が育っていた。
(この農家さんはネギメインで栽培している)

毎日ハウスの扉や窓を開けたり閉めたりして温度管理しなきゃならないので、休みなんてないと言っていた。(長期休暇もらっててすんません……)

さらに数百m離れたところにご実家があり、そこにも4棟ほどのハウスがあった。

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トマトの苗床

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左がトマト、右がネギの苗

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ネギの苗床

他の作目も少し育てているが、ほとんどネギとトマトだった。

戻ってポットの土入れを体験

作業をしているハウスへ戻ると、すでにシートを敷く作業は完了しており、ポットへ入れる土を運ぶところだった。

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隣のハウスから運んできた土

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型枠にポットを1つずつ入れていく

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ポットを並べ終わったら、その上に丸い穴の開いたふたをかぶせ、ポットに土を入れていく

この一連の作業が地味ながら足腰を使うため、結構しんどかった。
しかもこの日はまだ3月なのに最高気温が20℃超え。
ハウス内はさらに暑く、汗ダラダラだった。
でもコンビ2人はやはり体ができているので、暑がってはいたが淡々と作業をこなしていて流石だなと思った。

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土入れ完了
隣のハウスにもシートを敷く

ポットの土入れが完了した後は、隣のハウスでの作業。
同様に土をならし、2列分のシートを敷いたところでこの日は終了した。

普段ほとんど体を動かさないので、これだけの作業でだいぶ疲れた。
一つ一つの作業で、負担のかからない体勢や物を置く位置など考えながら進めていくことが大事だと感じた。

しかし少し手伝った程度だが、体を使った作業は妙な達成感がある。
この日帰ってから飲んだビールは旨かった。