脱サラからの自営就農活動記

IT企業勤めだった独身男が、経験も知識もない農業に手を出した結果

近況まとめ

危うく引きこもりになるところだった…

結果から書くと、青森県営農大学校のシャトル研修を受けることにした。

シャトル研修は農家さんのところで実地研修しながら、月に何度か営農大学校で講義を受けるというもの。大型特殊自動車の免許取得もできるのでいいかなと。

詳細を知りたい方はこちらのページで。

www.pref.aomori.lg.jp

1月までは(働きたくねーなー)と思いながらダラダラとスプラトゥーン2のサーモンランをプレイする日々…

2月に入り(さすがにそろそろ動かないとな、このままでは税金、年金の支払いでただただ貯金が減っていくだけだし…)というなんともネガティブな思考と共に重い腰を上げたので、これまでの動きをまとめてみる。

2月15日(金)

三八地域県民局 農業振興課で就農相談。

去年訪れたときとは担当者が代わっていて、改めて就農の意志や現在の状況、スキルを身につけたい旨を伝える。

その結果、先ほども書いたシャトル研修を紹介され、それを受講することに。

2月25日(月)~27日(水)

シャトル研修の実地研修先となる農家さんへ挨拶もかねて農作業の手伝いに。

研修先は県民局の担当者とも相談した結果、去年からお世話になっているネギ農家さんにお願いをした。

この3日間は去年も体験したネギの種まき(播種)のお手伝い。

やったことはこちらの過去記事とほぼ同じ。

makunaejin.hatenablog.com

3月14日(木)

市内にある農業経営振興センターにて、市の農業担当者と面談。

こちらも県民局の方の紹介で、就農に向けて必要なことの確認をした。

なかでも重要なのは農地の確保で、市で「農地中間管理事業」という農地の貸し借りにおいて中間管理をしてくれる事業があるので、それに希望地区や希望賃料などを決めて名前を登録した。

www.city.hachinohe.aomori.jp

4月2日(火)

シャトル研修の受講願を郵送にて提出。

冒頭のリンクページ内にあるシャトル研修受講願の様式に記入したが、久々に履歴書を書いている感覚だった。

4月10日(水)~17日(水)

受講願いも出したし、そろそろネギ農家さんに顔を出しておくかと思っていたところ、ちょうどネギ植えをするというので先んじて研修を開始。

まずは機械を使って石灰を撒くお手伝い。

何の作業でも機械があって便利。まあこれはネコ車のような機械なので結局人が歩いて支えないといけないので疲れるんだが…

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機械で石灰肥料を撒く

植える部分は過去記事のような感じでお手伝い。

makunaejin.hatenablog.com

4月18日(木)

営農大学校でシャトル研修の面接。

久しぶりにスーツを着て、七戸町まで行った。

面談程度の気持ちで行ったら、校長や教頭が並ぶガチの面接で(うわぁ)てなる。

行き当たりばったりにしてはうまいこと質問に答えられたと思う。

4月19日(金)~24日(水)

再びネギ農家さんで、あの忌まわしきポット作りやネギ植えの作業。

そういえば今年はポットに木の棒で穴をズボズボあけていく作業はやらなかったな。

それとトラックの荷台にネギ苗を2段積みするための木枠を作る手伝いもした。

こんなのよく作るよなと思って写真に収めたので載せておく。

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角材と平板を調達し、トラックの荷台寸法に合うようにDIY

※これは大工経験のあるバイトさんがほとんど作りました

4月26日(金)

営農大学校で開講式。

事前に電話にて面接は通った旨の連絡は受けていたため、開講式へ出席。

シャトル研修の受講者は私を入れて4人。

お互いに自己紹介や就農しようと思った動機などを発表したが、みんないろいろな事情で参加されているんだなぁと。

その後は県民局の担当者と改めて面談し、今後の動きを確認。

午後から早速「野菜1DAYセミナー」と題した講義を受講。初回なので概略的な内容だった。

 

・・・とまあこんな感じで動いていた。

県民局の方と話したが、まずはやはり農地の確保が先決。

農地が決まらなければ、機械を揃えたり作業小屋を建てたりといった具体的な次のアクションができない。非農家からの就農は大変だ。

あとは新規就農者として認められるための5か年計画や、資金借り入れのための購入計画も今年中に始めねば。

やることは多いがそれほど悲観的でもなく、夢が少しずつ実現していくことへの充実感も少なからず感じている。

大変大変と言われても動き出せば意外とすんなり事が運ぶこともあると思うし、失敗しながらでも一歩ずつ形にしていきたい。