脱サラからの自営就農活動記

IT企業勤めだった独身男が、経験も知識もない農業に手を出した結果

体験2日目 ~ネギの種まきとほうれん草の収穫~

苗床とポットを置くための場所作り

体験1日目の作業による筋肉痛と疲労が抜けきらぬ中、2日目の体験に行ってきた。
本日も9時集合で、まずは前回のように土をならしてシートを敷く作業を開始。

makunaejin.hatenablog.com
このハウスではポットのほかに、別のハウスで生育中の苗床を置くそう。

土をならし終えたところで、また別のハウスにネギの種をまくというので、一旦作業を保留にしてそっちへ移動。

ネギの種まき~水やり

ネギの種まきをするハウスへ移動すると、台型の4本の畝(うね)がトラクターで作られていた。
まずはこの畝を壊さないように、余計な溝をならして形を整えた。

こちらのハウスでは収穫用のネギを育てるとのこと。
そして登場したのがこの種まき機。

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中央の半透明の容器に種を入れる。前輪の回転により種が落ちていく

ネギの種は缶詰で売っていて、一缶7,000円もするそう。

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こんな感じで押しながら種をまいていく。一つの畝(うね)に9本のラインを引いていた。通路が狭いので大変そうだった

曲がらないようにするのが難しく、指示を受けながら押していた。
素人には任せられない雰囲気をビンビンに感じたため、ここは見ていただけ。

全ての畝に種をまき終わったら水やりをする。
小さい無数の穴が開いたチューブを3本這わせ、水道の蛇口が2つしかないので、まずは両端の2本を水道につなぎ水やり開始。

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両端の2本のチューブから水やりをしているところ

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分かりにくいが、チューブから噴水のように水が出ている

この状態で1.5~2時間、たっぷりと水をやる。
こんなに水をやって泥状にならないのかと思ったが、やはり泥状になっていた。
(種をまいていないところで確認。土の表面は形を保っているが軽く踏むとドロドロ)

ほうれん草の収穫体験

昼休憩をした後、残りの真ん中のチューブから水やり開始。
その間に、作業途中になっていたハウスでのシート敷きを完了した。

それでも水やりが終わるまでは時間があったため、数百m離れた場所にあるハウスでほうれん草を収穫することに。

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少し成長しすぎたほうれん草。売り物にはしない様だった

このほうれん草は、今回お世話になっているご主人のご両親が管轄しているようで、お母さまがこのハウスまで来て、いろいろ指示出ししていた。

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鎌を使い、見よう見まねで収穫。根の部分から切るのが意外に難しい

ちょうど良い深さまで鎌を土に潜り込ませて根を切らなければならないのだが、かなり密集して生えていたため、何株かは根の部分で切れずに葉をバラバラにしてしまった。全部は収穫せず、2列ほど残して終了。

しかしこれだけでも足腰がやばいことになった。中腰やしゃがんでやると疲れるので、片膝をついた体勢でやるのがいいと言われた。

お母さまが言うにはこの畑、どうやら種をまきすぎたらしい。(そうだろうね…)
収穫したほうれん草は知人にあげるか、廃棄するようだった。

草むしりを頼まれる

ほうれん草を収穫していた隣のハウスに、雑草と化したほうれん草が何株か残っていたため、それの除去を頼まれた。このハウスでもネギを育てるとのこと。

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左図を右図にするだけの簡単なお仕事

ここは一人でやった。簡単に見えるが体力のない自分には、この作業で足腰が限界を越えた……
まあでもきれいに取ってすっきりしたし、いち労働力として少しは役に立ったかなと。

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袋いっぱいのほうれん草をいただく

草むしりが終わり、ほうれん草のハウスへ戻って散らばった葉っぱ拾いなどの後片付けを手伝って本日は終了。
ネギの水やりをしていたハウスは、ほうれん草を収穫している間にご主人が水を止めたようだった。

そして、お母さまからほうれん草をたくさんいただいた。
捨てる部分も多かったが、半分をおひたしにして食べた。
少し育ちすぎとはいえ、歯ごたえシャキシャキで全然おいしかった。
そしてやっぱり今日もビールが旨かった。